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高3アカデミックリテラシーで明学大の先生による講義「教養原論」を行いました<第12回>

12月13日(金)、高校3年生推薦進学コースの授業「アカデミックリテラシー」で明治学院大学心理学部心理学科教授の金城光先生が「教養原論」の講義をしてくださいました。

「教養原論」全体の講義テーマ「『他者』と向き合う」を元に、「他者とのコミュニケーションの基盤を認知心理学から考えてみよう」と題して講義が行われました。生徒たちは、コミュニケーションについて知り、今後どのように活かしていくかを考えたようです。

生徒の意見・感想を紹介します。

  • 人間の表情はとても豊かな反面、相手の感情を正確に判断するのは難しい。表情の違いを詳しく知ることができれば、他者とよりスムーズにコミュニケーションをとる助けになることがわかった。
  • 自分が無意識にしていることは他人も同じで、サルでさえ同じ心理を持っているというのが面白い。恐怖の表情は誰であろうと直視できない。
  • 顔の表情やコミュニケーションの種類について知った。平均的な男性の顔が見たことがあるような感じでおもしろく、未来人の顔は意外過ぎた。
  • 私たちは言語だけでなく、表情などの動作というように、意識的にだけでなく無意識的にも様々な方法でコミュニケーションをとっているとわかった。
  • コミュニケーションの基本的な意味と種類を知った。マンガなどにある視線から心を読むということは本当だと知った。
  • これから人と話すときは、人類に共通する6つの表情に注意して、視線をうまく使ってコミュニケーションする能力を広げていきたい。
  • 人間は赤ちゃんの頃から顔を意識するということがわかった。無意識の表情や目の動きはよくやっていることだけれど、どれくらいやっているのか気になった。
  • つまらないことがあると目を背けてしまうといった動作もコミュニケーションに含まれていることがわかった。コミュニケーションは誰かと感情をシェアすることだと知った。
  • 人間は誰かとコミュニケーションを取る際に相手の表情や話し方を気にしながら話している。それらは非言語のコミュニケーションであり、コミュニケーションを取るうえでとても重要なものだとわかった。
  • 私たちの表情について学ぶのは面白かった。恐れや喜びの感情の時に働く脳の部分が違い、作り笑いと本当の笑いでは使われる顔の筋肉が違うことを知った。赤ちゃんも顔に興味があると知りおどろいた。
  • 心理的に考える分野はすごく広いことがわかった。人間の表情にはさまざまな特徴があり、人間の構造は深いなと思った。
  • 心理状態と表情は相互に作用しているということがわかった。言語的コミュニケーションのみのSNS等は読み取れる情報が少なく、欠落した部分を自分の都合の良いように認識できる点で依存する人が多いのではないか。