中学
中学3年生 理科校外授業を行いました
11月29日(月)天気に恵まれ、小春日和の中、中学3年生は地層見学の理科校外授業を行いました。
関東ローム学の発祥の地である生田緑地で、実際に20万年前の多摩ローム層~1.5万年前の立川ローム層まで見る事ができました。
ローム層については、多摩地域を開発する際に降雨に対するロームの崩れ方のデータを取ろうとして予想より大きながけ崩れが起きてしまった事故跡地の見学もしました。大きくえぐれた崖に対し、崩れた土が重なるところはなだらかで、油断してしまいそうな風景でした。しかし、この事故から、安全対策が真剣に考えられるようになったことを心に留めて、犠牲になった方々に思いをはせました。
枡形山山頂からは、関東平野が一望でき、狭山丘陵を望む事ができました。また、その下層である30万年前のおし沼礫層、さらに基盤をなす120万年前の飯室層も見学しました。生田緑地は、これらの地層の名前に成っている地名がある場所で、最後は飯室山のふもとの飯室層にある、横穴古墳を見学して終わりました。
生徒たちからは、身近なところに地層が見られることに驚いたとか、悠久の時を地層から感じる、地層ってバームクーヘンみたい…という声が聞かれました。それぞれの心に何かのともし火が灯ったようです。