高校
明学大の先生による高3生への講義「教養原論」を行いました<第14回>
1月10日(金)、推薦進学コースの高校3年生に対して、明治学院大学 教養教育センターの鈴木陽子先生が「教養原論」の最終講義をしてくださいました。
生徒たちはまず、これまでの「教養原論」の講義を振り返りました。次に、期末レポートの内容を確認し理解したのち、アカデミック・ライティングの基礎を学びました。生徒たちはこれまでの講義をふまえ、期末レポートで根拠を示して論述することを意識したようです。
生徒の意見・感想を紹介します。
- 振り返りというスキルは、学んだことを消化し、次の深い学びに繋げるために必須の行為だと思っていたので、大学でレポートという形で重点的に実践できると聞き、意欲的に取り組もうという気持ちになった。また、レポートを書く際に、簡潔さを損なう表現や不必要な主観的ニュアンスを生む表現などを書きがちなので、自分の良くないところとどう向き合うべきなのか方向性が分かった。推敲を必ず行い、より良いレポートを書くことができるように努めていきたい。
- この教養原論があったから得ることのできた学びがたくさんありました。大学に入っても自分の学科以外のことにも興味を持って学びたいと思います。
- 出典など大切なことなのにあまり詳しく知らなかったため、今回学ぶことができて良かった。一つの主張をして論文を進めるということが苦手で、書いているうちに話題がバラバラになってしまうから気をつけたい。また原稿を書き終わってから1日ほど空けてまた読み直すことは大切だなと日々感じることが多いため、これからも忘れずにやりたい。
- レポートの体裁など、高校とは大きく変わることについて、詳しく説明していただいた。体裁が間違っていると、内容が良くても台無しになってしまうので気をつけなければならない。高校では、体裁を間違えていたら先生が細かく教えてくださっていたけれど、大学生になったら失礼にならないよう、しっかり学ばなければならない。
- 推敲は書き終わってからすぐにできることではなく、一晩おかなければいけないため、やはりレポート課題は時間に余裕が必要であり、計画的にならなければいけないと思った。
- いろいろな学部の授業を受けて、最初に自分が思っていた印象から180度変わった学部もあり、大学に行くといろいろなことについて学ぶことができると思うと今から胸が踊ります。さまざまな観点を考慮して、客観的に物事を捉えることのできる力を身につけられるように大学での勉学に励んでいきたいと思います。
- 振り返りの重要性について改めて学ぶことができた。また、学習や講義の振り返りだけではなく、大学進学を目前に、自分自身の高校生活の振り返りも必要だと感じた。さらに、レポートの書き方では学ぶことが多かった。指定された体裁で正しくレポートを書くということは、評価をしていただくための必要条件であり、それが信頼関係につながっていく。また、論理的に述べることは将来の仕事やさまざまな場面で必要だと感じた。
- 今回、改めて今までの教養原論の内容を振り返ることができ、心に残っている授業を思い起こすことができて楽しかったです。学んだ知識を活かし今後もよりよい学びを進め、あらゆることに疑問を投げかけながら学んでいきたい。
- レポートのルールを理解し、不正行為とならないレポートを作るように頑張りたい。私は自分の書いた文をあまり見直さないことが多かったので、1日あけてからもう一度、自分の文と向き合うことを忘れないようにしたい。
- 教養原論のいろいろな学科の授業で学び、知見を広げることができたことは貴重な経験で、興味深かった。大学の授業を一足先に感じたことを無駄にせず、大学の授業に積極的に参加したい。
- 文章を書くときについついやってしまっている同じ言葉の繰り返しや、不必要な主観的ニュアンスを生む表現などが、推敲をする際の目の付け所として挙げられていて、気をつけなくてはいけないと思った。
- 振り返りの重要性がよくわかる授業だった。今まで、振り返りはめんどくさいし、あまり意味がないと思っていたけれど、振り返りをすることによって自分の改善点を見出すことができたり、次に繋げるためにとても重要だったりした。振り返りを続けて習慣とし、生涯学び続けることができることもいいことであり、大人になっても成長できるのは人生にとってとてもいいと思った。
- さまざまな学科の講義を受けて、自分の興味のあるものやそうでもないものもあったが、いろいろな視点で多くのことを考えることができた。今までのまとめをしっかりすることで、その違いや感じたことを定着させ、これまでの講義を自分のためになるものにしたい。
- 高校3年生で卒業研究を書く機会があったが、今回の授業を受けて、自分はまだまだ正しいレポートの書き方が出来ていないのだと痛感した。学んだことを振り返り、書く力を身につけて大学での授業にいかし、推敲を怠らずレポートを提出したい。
- 今までさまざまな学科から見た他者について考えを深めるとともに、情報の整理に取り組むことで自分の意見を明確に持つことができたと思う。振り返ることの大切さを理解し、自律的な学習を心がけるように、大学での講義で力を発揮していきたい。これから多くの情報を得て、自分の考えを整理し、他の人に伝わるように自身の意見を書き出すことが楽しみになった。