高校
明学大の先生による高3生への講義「教養原論」を行いました<第6回>
10月25日(金)、推薦進学コースの高校3年生に対して、明治学院大学経済学部経営学科教授の吉田真先生が「教養原論」の講義をしてくださいました。
経済学・経営学からみた「他者」の観点から、「ドイツを代表する企業 フォルクスワーゲン社」についての内容を中心に、講義が行われました。
生徒の意見・感想を紹介します。
- 企業倫理や様々な問題への意識が高まる中で、戦争などでどのように企業が責任を持って行動すべきかを考えさせられる授業でした。フォルクスワーゲンは電動車の開発に注力し、持続可能な未来を目指している点も注目だし、歴史を通じての変革と適応力は、今後の自動車産業においても重要な要素だと思った。フォルクスワーゲンの歴史は、成功と失敗、革新と反省が交錯する、とても教訓的なお話でした。日本とドイツのものづくりへの信頼の話が興味深かったです。
- 私たちの身近にあるものもドイツ産のものが多く、意外なところで触れ合っているのだと感じた。特に日本の会社と比べてドイツの会社は子会社や連携会社、傘下の会社が多く、より多角で結びつきがあるのだと思った。日本の会社も多くの会社が結んで大きな会社にしていくことで、世界に通用する会社へと進化していくことができるのではないかと考えた。
- 日常の中にあるドイツ語は何があるか問われた時に思いつくことができなかったが、グミやゲネプロやアルバイトなど、身近に使われている言葉の中に多くのドイツ語があるということを初めて知った。フォルクスワーゲン社は時代の流れに伴い、企業として生き残っていくための取り組みをしている。今でも世界中に名を馳せている企業はその企業独自の工夫がされていると改めてわかった。
- フォルクスワーゲンは歴史がとても長い企業だが、そのような企業でも一度不祥事を起こしてしまったらその信頼を取り戻すのがとても難しいということを知った。
- 今まで知らなかった歴史や名前の理由、ドイツ国内での扱いなどたくさんの新しい発見があった。フォルクスワーゲン社などの企業は、その時代や情勢によって発展をしていて、とてもおもしろかった。私たちの身近で使っているものはドイツ産のものも多く、知らないうちにドイツ産のものと関わっているのだなと思った。フォルクスワーゲンの歴史を聞くことで、どうやったら、企業が発展していくのか、世界へと通用する企業になるのかがわかった。日本の会社はドイツと繋がっていることが多いと知って、大きい企業になるためには、他の国と繋がることが大切なことだと気づいた。
- ドイツの文化に触れることができて面白かった。日本で当たり前に使われている言葉やブランドが意外とドイツから来た外来語なのだという事実を知って驚いた。また、ドイツは車が有名だが、フォルクスワーゲンがポルシェと支え合いながら経営を進めてきたことは初めて知った。歴史で習ったヒトラーのことや第二次世界大戦、その他リーマンショックや不正問題の浮上など様々な問題がある中で、それらを様々な形で乗り越えてきたことに尊敬すると共に、その経営方針や問題解決能力を学び、参考にしたいと思った。
- 特に日本車が好きなので、フォルクスワーゲン社についての話を聞くことで、日本とドイツの似ているところなども多く感じて面白かった。ドイツの車は日本の車と同じような、「車らしい」エンジン音がして心をくすぐられるような車が多く、そういった点でも日本との共通性を感じた。
- 今でも日本で使われているドイツ語が多くあることを知りました。また、フォルクスワーゲン社の歴史について知り、経営戦略の中で今まで解雇者を出していなかったのに、ポルシェの不祥事により初めて経費削減をしたというのは大きな問題であり、長い歴史の中で驚くべきことだと思いました。歴史と経営は結びついていて、戦争や問題が起こったときに時と場合に合わせて経営戦略を考えることが必要だと思いました。