高校
高3アカデミックリテラシーで「教養原論」が始まりました〈第1回〉
9月22日(金)より、高校3年生推薦進学コースの授業「アカデミックリテラシー」で、明治学院大学の講義「教養原論」が始まりました。
今年度の「教養原論」の講義テーマは「『他者』と向き合う」です。
第1回は、明治学院大学教養教育センターの植木献先生によるオリエンテーションでした。
大学が採用するLMSの使い方を学んだ後、「なぜ大学では自分の専門と関係ない学びをするのか」について講義を受けました。初めての大学の講義スタイルに緊張しつつも傾聴しました。
生徒の意見・感想を紹介します。
- 今回、初めて本格的な大学の講義を受けましたが、とても興味深い内容でした。確かに、大学では自分の学びたい学問ではない学問を学ぶ機会が多いと思います。でもそれは、「無駄」なのではなく、自分にとっての財産になるのだと分かりました。また、教授のおっしゃった、「『無駄のストック』を増やすと良い」という言葉が心に残っています。そうすることで、視野が広がり、今まで見えてなかった部分が見えてきて、理解が深まるのだと考えました。
- 喋るだけの授業を受けたのは初めてだったので、自分で重要なことを掴むのに苦労した。そのため、ノートもあまり多く取れなかった。講義について、教育の本質に触れることができたように思う。高校までのただただ暗記するだけの学びは知識という大元を形成する上では役に立つ物ではあるがこれからは自分で学びを深めていくということが重要なのだと思った。
- 大学で学ぶ事が将来の何に役立つのかの疑問を持っていたが、自分の視野を広げる事ができるということを知り、自分が今まで関心を向けていなかったことにも、目を向けていきたいと思いました。また、キリスト教と大学の関わりについて学べてよかったと思いました。明治学院がどのような背景で成立して、どのようにしてキリスト教を伝導してきたのかを知る事ができたので、自分の視野を広げる事に繋げられたと思います。
- 大学とは何を学ぶのか?何を学べば良いのか?は分かるようでしっかりと理解できていなかったので、今回の講義を受けて知ることができて良かった。一般教養なども含めて、大学で専門分野以外のことを学ぶ理由(視野を広げるため、自分自身変わるため)は、これから勉強をする上で、とても役に立った。大学は視野を広げるための教育を行っているということを意識しながら、大学での学んで行きたいと思う。
- これから何を勉強すれば良いかという問いに対し、「1番関心のないことを勉強する」という答えは衝撃だった。今まで自分の好きなことを勉強することが良いと考えていたからである。だが、今までの人生を振り返って納得した。私は中学時代英語が大の苦手だった。そのため、休校期間の間に英語をひたすら取り組んだ。その結果、成績が伸びたのだ。それだけでなく、コロナ禍で時間ができたイギリス人の母の友人とネットを通して毎週話すことになり、去年はイギリスに訪問し、久しぶりに会うことが叶った。植木先生の話を人生の参考にしたい。