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高3アカデミックリテラシーで明学大の先生による講義「教養原論」を行いました<第11回>

12月18日(金)午後、高校3年生推薦進学コースの授業「アカデミックリテラシー」で明治学院大学国際学部国際学科の林公則先生が「教養原論」の講義をしてくださいました。今回、生徒たちは各自の家などで、コンピュータやスマートフォンを使ってライブ講義に参加しました。

「教養原論」全体の講義テーマ「『他者』と向き合う」を元に、「キャンパスでの『Do for Others』」と題して講義が行われました。生徒たちはまずグループにわかれて、「どんなボランティアをしてみたいか?それはなぜか?」という問いについて話し合いました。その後、話し合われた内容を全体で共有しました。例えば、

  • 現地に行って力になれたらという思いから、被災地のボランティアに参加する
  • 箸の回収
  • ゴミ拾い
  • 学童や老人ホームのボランティアで、自分の年齢とは違った人と関わることができる

といったことが挙げられました。

次に先生より、「当たり前を問い直す」「ボランティアって本当にいいことなのか」といったことを考えながら講義を聞いて欲しいということが伝えられました。明治学院大学のボランティアセンターの取り組みや、横浜キャンパスでのさまざまな取り組みである「ヤギ部」(ヤギによる除草)、「横浜ごはん部」、「はやらないカフェ」(哲学カフェ)、「落花生プロジェクト」「キャンパスガーデニング」などが紹介されました。

最後に、また別のグループにわかれて、社会課題に取り組むボランティアと聞いて思い浮かんだことを話し合いました。その後、話し合いの内容を全体で共有しました。例えば、

  • 食品ロスと貧困
  • 高齢者など、周りにいる人とのかかわりを大切にしたい
  • 人手不足が問題
  • 地球温暖化の対策として植樹をする
  • 新型コロナウイルス感染症の影響で経済的に困っている人に対する活動をする

といったことが挙げられました。

先生からは、何をするかよりはまず、何を社会課題とするかを考えることが重要だとの話がありました。

最後に「大学に入って取り組んでみたい社会課題に向き合うボランティア」についてのレポート課題が出され、講義は終わりました。生徒たちは講義の内容や、話し合いから考えたことをさらに発展させ、レポートに取り組んだようです。